設計脇坂「ワンちゃん用テーブルに挑戦する!」編
設計脇坂「ワンちゃん用テーブルに挑戦する!」編
こんにちは。Shoei彩工房の情熱赤メガネでお馴染み、伊藤です。
前回は『人もワンちゃんも快適に健康に過ごせる空間』についてのレポートでした。
最初はO様にとっていいものを!との思いからお勧めしていたものが、ワンちゃんの生活にもいいものだったなんて…
さて、そんな第3弾で終わりにしようと思っていましたが、最後のおまけエピソードをご紹介! 設計脇坂こだわりの『ワンちゃんのための造作ダイニングテーブルをつくろう!』の巻です。
■脇坂の初挑戦!
美園モデルハウスのダイニングテーブルに一目ぼれした奥様から、「これ我が家にも作れるかしら?」とご相談を受け、家づくりと並行でスタートした『ダイニングテーブル』づくり。
※美園モデルハウスのダイニングテーブル
せっかくご依頼をいただいたからには、ただ作るだけでなく『O様の暮らしにあったもの』をご提案したいな!となり、O様からも『お任せします。楽しみにしていますね!』と任せていただきました。
「O様の暮らしにあったもの…」
そう。ただテーブルを作るのではではなく、O様の家だからこそのもの。
奥様がワンちゃん関連の雑誌をよく読まれるということだったので、最初はマガジンラックのついたテーブルを書いてみました。
…でも、やっぱり何か違う。
ワンちゃんたちとの生活をここまで考えてきたからこそ、やっぱりワンちゃんたちも絡めたものを造りたいな、と・・・
ですが、設計の脇坂がワンちゃんを飼ったことが無かったため、どんなテーブルを作ればいいのか結構思い悩みました。
何かヒントはないかと何度も犬の住宅設計の本を読み返したり、実際に造作ダイニングテーブルを見に行ったり。他のスタッフからも大工さんで造作家具を造っている「わざわ座」という団体があると聞き、ホームページで出来上がった作品や実際に使っている消費者の感想を見たり、O様にもご協力いただいてワンちゃんの寸法を測って頂いたり・・・
一度熱が入った脇坂は納得が行くものができるまで止まりません。ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら、テーブルの設計は続きました。
そうしてようやく出来たラフ図面を設計責任者の橋本や工事スタッフに何度も相談し、使い勝手と強度面の指導を受けながら修正を繰り返してようやく図面が完成しました。
そこにあったのは、ワンちゃんの動線を考えたテーブル。
そして、ワンちゃん用のテーブル2つ。
なんと調べているうちに、ワンちゃんがご飯を食べる時に首を痛めることがあるという記事を発見。
「ワンちゃんも家族だから、同じ時間に一緒に食べられたらいいよね」
そんな想いが込められた図面をO様にご提案させていただいた結果、無事に採用となりました!(脇坂が本当に嬉しそうでした)
その後、実際の建築現場でO様と配置の打ち合わせ。
一度設置してしまうと固定されて動かせないテーブルなので、テーブルに座った時の動きや廊下・リビングを含めた動線をシミュレーションしながら、ミリ単位で設置場所を決めました。
家具屋さんでダイニングテーブルを買うのはあっという間だけど、一からお客様と一緒に造りあげていくこの仮定が、脇坂にとってもすごくやりがいを感じられるひと時だったようです。
実際にO様に使って頂く日まであとわずか。
本当に待ち遠しいです。
今度の見学会では、この脇坂入魂のダイニングテーブルもご覧いただけます。
皆様からご感想をいただけると嬉しいです!
というわけで、4回シリーズでお伝えしてきた「愛犬と幸せに暮らす家」ができるまでの舞台裏。
ひとことで「注文住宅」と言っても、プラン集から選ぶだけのものから、こうしてお一人お一人のお施主様と何度も膝を突き合わせながら、世界にひとつだけの住宅を造り上げていくものまでいろいろな建て方があります。
効率やわかりやすさを重視するならプラン集を活用する方がいいのですが、せっかく建築業に携わっているのなら「世界にお一人だけのお施主様」に心から笑顔になっていただける家造りがしたい。それがShoei彩工房スタッフ全員の願いであり、生き甲斐でもあります。
ここまでお読みいただいて本当にありがとうございました!
さいたまで注文住宅づくりをお考えの皆様の参考になれていれば幸いです。
ご興味のある方が、ぜひ弊社モデルハウスや完成見学会にお越しください!
Shoei彩工房 お客様担当 伊藤瑞記
担当伊藤が綴る「愛犬と幸せに暮らす家ができるまで」レポート