奥行き感
こんにちは。
Shoei彩工房の橋本です。
今日は遅れていた情報誌の記事作成。
(部長より午前中に何とかせい!!とお叱りを受けてしまいました)
名建築シリーズという事で、ライトの落水荘に焦点を当ててみました。
建築を志す人なら必ず学校で勉強する超有名人。
日本でも旧帝国ホテルや池袋にある明日館(みょうにちかん)など今でもライトの建築に触れる事が出来る、日本にも造詣が深い建築家でもあります。
先日NHKの朝ドラ『半分青い』でデート場面でライトの帝国ホテルが使われていましたね。
さて落水荘。
いつか橋本も行ってみたい。社員旅行にして欲しいです。。。
建築を学んでいない人でも、写真やメディアで目にしたことがあると思います。
正直、学生時代はきれいだなーくらいにしか思ってなかったですが、
今同じ設計としてみるとちょっと違う印象が見えてきます。
それは『奥行き』
奥行きがある深いキャンティレバー(片持ち梁)による庇、
滝もオーバーハングしているので、滝から建物に続くリズミカルな水平面の連続感で
建物が滝の一部の様に感じる。
水が建物の上からも落ちてきそうな立体感(奥行き)を感じませんか?
そして天井高を抑えたバルコニー。
写真から想像するに2m位だと思います。
室内の天井が低いと視線が自然と外の大きな緑の方へ向きませんか?
(今のピクチャーウィンドによるアイストップと同じ原理だと思います)
深いキャンティレバーに低い天井が圧倒的な奥行き感。
落水荘はおよそ90年前の建物ですが、現代でも良い物を良いと感じる感性は不変という事をつくづく感じます。
私達も普段からのっぺりならないように奥行きに気を付けて設計していますが、まだまだ出来る事は沢山ありそう。
さて勉強という名目でアメリカに行くか!
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