注文住宅で造る杉の家@鴻巣市I様邸
鴻巣市I様のお引渡し。
夕方からのお引渡しでしたが、照明器具をつけた雰囲気もはじめて感じていただき、玄関吹抜けの明るさにもご安心いただけて良かったです。
スジノは少し早めに到着し、SCナビの設定や換気設定の確認。
家をぐるっと見渡し、お気に入りの場所で少しだけ写真を撮らせていただきました。
こうしていると、設計のお打合せでひとつひとつ悩んで決めていったものがカタチになったなって、色々なことを思い出します。
階段は秩父で採れた杉材で造作しました。
杉の木目がとても綺麗で、昇り降りで踏みしめるのも厚さ30mmの一枚板だから足ざわりがとても良い。
階段手すりは、タモの無垢材に浸透性塗装。
足と手が触れるところは木をぬくもりを感じたいというI様のご要望とスジノの想いを、うまくカタチに出来たかなと思います。
階段と玄関吹抜けと、2階のフリースペースを絡めて、温熱環境も意識したプランニング。
ここに文庫本サイズの本棚を造作させていただきました。
椅子を置いてゆったり読書するのも気持ちよさそうだけど、杉の床にごろっとして本を読むのも良さそうです。
視線の抜けと、気持ちのいい季節は風の通りが感じられるように設計した開口部。
僕はプランニングの時からなるべく目線が行き止まりにならないように、開口部の位置を設計します。
引き戸を開けると向こうまで見える、とか、家の角から向こうの角まで見えて、その先が開口部だったり。
感覚的なものもありますが、この辺も設計のキモだと思っていますので日々精進すべきところだと思っています。
I様、これからも長いお付き合いよろしくお願いいたします。
家造りをご一緒させていただき、一緒に楽しませていただいてありがとうございました。
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