八溝材の産地を訪ねて
『 杉の木目に魅せられて 』
こんにちは、筋野です。
少し前になりますが、これから私たちが造る住まいに使いたい「木」を実際に伐採しているところと、その伐採された木を製材している工場を見に行きました。
そこは茨城、福島、栃木の三県にまたがるようにそびえる、標高1022メートルの八溝山。
八溝山は気候、土壌や地形に恵まれていて、砂質分が多い為水はけや通気性が良く、杉などの針葉樹の育成に適しています。
その為、八溝山で採れる杉は年輪の幅が狭く目が積んでいて、密度や強度が強いんですね。
埼玉より気象条件の厳しい場所で育った木であれば、埼玉に建つ家を永く強く支えてくれるに違いない!
豪快な伐採風景を見て、私の心は躍りに踊りました(ワクワク!!)
そして製材工場に移動し、原木が柱・梁に加工される工程、そして仕上がったものを見ると・・・
なんということでしょう!
この綺麗な木目!!
中温乾燥だから、杉が黒くならずにとてもいい色艶です。
もう完全にひとめぼれでした。
強度もあり、埼玉の気候に適した場所で育ち、杉の美しい木目が活かされた材料。
梁に使うにはこの杉しかない、私の気持ちは帰りの車中で固まりました(車での長旅で腰も固まり腰痛発生!)
そして先日、この杉の梁を使った住まいが2棟めでたく建ち上がりました。
ひとつはお客様の大切なお住まい。
もうひとつは浦和美園支店の隣に建てているあたらしいモデルハウス「家族の会話がはずむ家」です。
組み上がった梁の一部分です。どうですかこの木目!
私はこの材料ならまな板に使ってもいいと思います!どうでしょう!!
やすしくん「おかあさん、この木まな板みたいにきれいだね」
おかあさん「まぁ!おすしったらおもしろいこと言うわね」
やすしくん「ぼく、おすしじゃないよ!やすしだよ!!」
こんな感じで家族の会話がはずんで、楽しい家になればいいなって思います!