建てる前から家づくりの理想は決まっていました【豊島区T様】
【お施主様】 T様
【ご住所】 東京都豊島区
【ご家族構成】 ご夫婦、親夫婦、お子様3人
【建築形態】 新築(二世帯)
【完成時期】 2011年
Shoei彩工房(以下:彩):本日は貴重なお休みにインタビューをさせていただきありがとうございます。家づくりの経緯や住まい心地などをざっくばらんにお話しいただき、これから家づくりを考えている方のヒントになればと思っています。よろしくお願いいたします。
T様ご家族:よろしくお願いします。
■家づくりを考えるようになったきっかけは?
彩:まず最初に家づくりを考えるようになったきっかけを振り返っていただけますか?
お父さま(以下「父」):古い家だから床が傾いていたりで心配だったからです。
お母さま(以下「母」):傾斜があってボールが転がるんです。あとお風呂もね…
奥さま(以下「奥」):お風呂にシロアリがいたんですよね。前の家は築何年でしたっけ?
母:もう60年ぐらい、昭和28年に建てたからね。
最初は平屋だったんてすけど、増築で2階建てにしたりしていたんです。
奥:そこで建替えようか、という話をしていたときに地震があったんですよね。
母:耐震検査を区の方にやっていただいたら、「危ない状態です」と言われたんです。
奥:揺れ方によっては2階はすべて倒壊するというようなことも言われていました。
彩:耐震検査をされていたんですか?
奥:はい、豊島区が無料でやってくれました。
母:申し込んでから半年経っていたので、時間はかかったんですけどね。
彩:その後、すぐに震災がありましたよね。
母:そうですよね。震災が起きた後は耐震検査の申し込みが増えて混み合ったみたいですよ。
なので、震災がきっかけではないことは確かです 笑
■当初はどんな家づくりが理想だったのか?
彩:最初の頃はどんな家づくりをお望みでしたか?
父:元々は息子夫婦と息子のおばあちゃんが一緒に住む予定だったんだよね。
今は老人ホームに入っていますけどね。当時は1階はおばあちゃんが住みやすいように、2階は息子たちの生
活スペースというように考えていました。
なので、1階は車イスでも大丈夫なように廊下やお風呂、お手洗いなど広くとりたいという希望がありました。
彩:2階については、「こうしたい」というような理想はありましたか?
奥:無垢の床材を使うというのは重要視していました。
あとは、アレルギーがあるわけではないんですけど、壁などの人工的な臭いが気になるので、臭いのほとんどない珪藻土クロスを提案していただきました。
そのほうが子供たちにとってもいいかなと思ったので。
父:あとは子供部屋を1人1部屋だよね。
母:ロフトも最初から決まっていたんでしょ?
奥:そうですね。解放感っていうのと、二世帯住宅なので荷物の置き場所を多くしたいなと思ってロフトを考えていました。
彩:お風呂なども1階と2階の両方に設けていますか?
奥:はい、完全分離型の二世帯です。
当初は2階を賃貸できるようにと考えていたので。
父:そんなことあったっけ?
奥:そんなこと言ってたんですよ。主人の転勤が多いから私たち、もしかしたら出ていくかもしれないからって。結局、賃貸の仕様にできませんでしたけどね。壁とか鍵とか… 1階とつながるところをなくさないといけなかったので。
■Shoei彩工房で家を建てる前に悩んでいたことはありますか?
父:建替えを考えていたので、建てる会社をどこにするかということぐらいしかなかったんですよね。
彩:他社の家もいろいろと見ていましたか?
父:見てましたよ。色んな会社に見積もりまでお願いしていました。
母:会社の業績なんかも見てたよね?
父:そう、よく調べてた。小さい工務店なんかだと経営がはっきりしないし、大手の業績はいいけど、値段が高かったりね。
大手でも安いと設計がいい加減だったり、言った通りにやってくれないというようなことを息子が言ってましたよ。
彩:ご主人と奥様では見る目線というのは違いましたか?
奥:そうですね、会社や建物の構造などに関しては主人に任せていて、私は内装とか間取りを決めていました。
なので主人は会社選びを任されていた分、すごくいろんな会社を調べてくれていたと思います。
展示場など一緒に見に行っていましたけど分担していたイメージですね。
■Shoei彩工房を訪問した理由は?
彩:Shoei彩工房を知ったのはどのようなきっかけでしたか?
母:息子がネットで見つけたんですよね?
奥:はい、主人がネットでいろいろと会社を探していて彩工房さんを見つけたそうです。
だから今、主人がいたほうがよかったんですけどね 笑
父も母も会社選びは主人に任せてくれていました。
彩:もともと木造住宅に絞っていましたか?
奥:いえ、そんなことはなかったです。
いろいろと見ていく中で木造を選びました。
床材には天然の木を使いたいということだけは決まっていました。
浦和美園のモデルハウスに行ったときは、すごく木の感じがいいなと思いました。
■Shoei彩工房に決めた理由は?
彩:弊社で家を建てると決めていただいた決め手は何でしょうか?
父:他の会社にも見積りをお願いしていましたが、他の会社と比べて彩工房さんの設計はしっかりしているように感じました。
それと長いことここに住んでいて、近隣の家の建築工事を通りがかりに見ていましたが、このあたりで地盤に杭を打っている会社をほとんど見たことなかったんです。
2階建ては特にね、3階建てならやるかもしれないけど。
そういったところも含めてですかね。
母:建築中は通りがかる方によく見られていたみたいで、建築関係のお仕事をしている方に「お宅の基礎工事は随分しっかりしていますね」って言われましたよ 笑
奥:そんなことがあったんですか? 笑
北村(以下「北」):交通量が多いから目にとまったのかもしれないですね。
私も当時現場を見に来ると話しかけられましたよ 笑
彩:設計に関してはいかがでしたか?
奥:要望に応えてくれたのはすごく大きかったです。
大手さんだと決まった形があって、その形ではないといけないという会社もけっこう多かったです。
そうすると、そっちに合わせるしかなくなってしまうじゃないですか。
彩:そういった会社もあるみたいですね。
奥:その点では彩工房さんにはいろんな要望をしたんですけど、快く応じてくださいました。
彩:そのほかに何か決め手はありましたか?
父:他にはコストと技術だね。
奥:注文住宅だとコストと技術になると思います。
それと対応もすごくよかったのも決めた理由の一つです。
父:アフターの対応も重要だよね。
奥:そうですよね。住んでから何か問題も起こることもあると思うので、建てて終わりではなく、引き渡し後もしっかり対応してくれる会社というところも重要でした。
母:震災の前から彩工房さんとは連絡をとっていて、地震で建替える前の家の瓦が落ちてしまったんですけど、屋根にブルーシートをかけていただいてとても助かりました。
■住んでからの感想は?
彩:実際に住まわれての感想をお聞かせください。
父:近くに私たち夫婦のもともと住んでいた家があるんですけど、そこからこっちの家に来ると、断熱がしっかりしているから家の中が暖かいよ。
奥:1階は床暖房が入っているんですけど、2階は入っていないんです。
それでも、閉め切っておけばエアコン1台ぐらいで大丈夫です。
でも、下に行くと床暖房もいいなと思うときありますけどね 笑
彩:2階部分についてはいかがですか?
奥:ここに収納が欲しいっていう場所にたくさん作ってもらったので、収納には困っていないです。
食器棚も造作で作ってもらいました。
母:だから前の食器棚は処分したんですもんね。
奥:そうですね。食器棚と本棚の収納はとても満足してます。
こういったものは注文じゃないとできないかなと思います。
地震で棚が倒れてしまうのも心配なので、地震があっても大丈夫なつくりにしてもらいました。
北:そういえば、男の子はリビング通って部屋に行くようにしたんですよね。
奥:そうです、ドアが空いてればキッチンから見えるようになってます。
最近は文句を言っていてドア閉めてますけどね 笑
彩:でも部屋があるだけいいですよね 笑
父:そうだよ、昔は自分の部屋なんかなかったよ。
奥:でも結局はダイニングテーブルで勉強してますけどね 笑
みんな集まるのでそれはそれで良かったなと思ってます。
彩:では1階部分でこだわったところはありますか?
父:1階はなにかあるかな。
あれは、台所のイスは使ってないの?
母:使ってますよ。キッチンの中にイスが入っていて、取り出すと座りながら作業できるようになっているんです。
あと、身長を考えて低く作ってもらったから助かってます。
ほんとは、おばあちゃん用につくったんですけどね 笑
奥:1階はトイレとかもですよね。
母:そうね、トイレと洗面所も広くていいよね。
奥:トイレのクロスは水拭きができるようにもなっているんですよ。
彩:天然の木の床材はいかがですか?
奥:裸足で歩くと気持ちいいです。夏はべたべたしなくて過ごしやすいですよ。
奥:年数経ってくるといいのかなぁと思います。
人が歩くと脂を吸収しているのかなと思います。
海外に転勤で家を空けていた時と、毎日生活している時では足触りが違って、生活していると床がツルツルするというか、人が歩いたほうがいいんだなと思いました。
だんだん傷がついてきちゃって。それでいいとは思っているんですけどね。
子どもが喧嘩してできた床の傷も残っていて今でも覚えています 笑
彩:玄関が2つあることに対しては暮らしてみていかがですか?
父:2つにしている分狭くはなっているかもしれないけどね。
奥:でも、そんなに不自由に感じたことはないですよね。
父:別々のほうがお互い管理しやすいしね。
奥:そうですね、2つあって良かったなと思ってます。
■Shoei彩工房で家を建てると幸せになる人はどんな人?
彩:さて、弊社で家を建てると幸せになれそうな方はどんな方だと思われますか?
父:技術的な細かいことに関してしっかり応えてくれるところっていうのはすごく重要だと思いますよ。
それと気遣いの両方だよね。
奥:引き渡し後のフォローもしっかりしてますからね。
さいたまから遠いから大変だとは思うんですけど、ちゃんと来てくださって。
母:引渡し後も安心してお願いできる、と強く感じてるよね。
父:他の会社だとなかなか来なかったりするよね。
大手の会社だと異動で担当者がよく変わるんですよね。
彩工房さんは遠くに異動することがないというのもあって安心感があります。
彩:以前のお宅では担当者が変わることがあったんですか?
母:工事中に変わったこともありましたよ。引き継ぎはちゃんとしたみたいですけど終わるまではいてほしいです
よね。
■その人へのアドバイスは?
彩:最後に二世帯住宅をお考えの方にアドバイスをお願いします。
父:二世帯の目線で見ると庭のこともちゃんと考えた方がいいと思います。
当時はあまり議論しなかったんですよ。
ほんとはここをこうしたいって議論しておけば家も違っていたかもしれないです。
奥:そうですよね。後になりがちですけど、こういう庭にしたいから家もこういうふうにしたいって一緒に考えておいた方がいいかもしれないですよね。
意外と後でいいやってなりがちですよね。
父:進んでからだと言いにくくなってしまいますからね。
奥:これから土地を探す方も大変だとは思うんですけど、土地があるなりに大変なところもありましたね。
父:お互いに考えていることがあるんだけど、言わないってこともありますからね。
彩:長い時間ありがとうございました!