レコードラックがどうしても造りたかったんです【川口市F様】
【お施主さま】 F様
【ご住所】 埼玉県川口市
【ご家族構成】 ご夫婦、お子さま
【建築形態】 新築
【完成時期】 2014年11月
【営業担当】 筋野
【設計担当】 筋野
Shoei彩工房(以下:彩):本日は貴重なお休みにインタビューをさせていただきありがとうございます。家づくりの経緯や住まい心地などをざっくばらんにお話しいただき、これから家づくりを考えている方のヒントになればと思っています。よろしくお願いいたします。
F様ご夫婦:宜しくお願いします。
■家づくりを考えるようになったきっかけは?
彩:まず最初に家づくりを考えるようになったきっかけを振り返っていただけますか?
ご主人(以下「主」):以前は東京のマンションに住んでいました。当時からレコードやアンティーク家具などが好きだったのですが、子どもが生まれて家の広さと子育て環境の両方が必要だなと思ったのがきっかけですね。東京は気軽に散歩もできないので子育てしにくかったんです。
奥さま(以下「奥」):それでマンションをいっぱい見たり、たまにエリアをしぼって分譲住宅も見ていました。でも大型マンションだと駐車場まで遠かったり、分譲住宅だと広さが足らなかったり。
主:そうそう、120~130㎡くらい欲しかったんだよね。マンションや分譲ではアンティーク家具や趣味を楽しめる間取りがなくて、やっぱり建てるなら注文住宅だなと思いました。
彩:この土地(川口市)に決めた理由は何でしたか?
奥:下町というか古い町並みのような感じがして環境的にはいいと思いました。子どもが遊んでいても危なくなさそうですし。駅からもそんなに遠くないですし。
主:私の勤務先(東京)にも乗り換えなしで30分くらいで着くんですよね。新しい住宅地よりは古い町の方が好きなんです。新興住宅地はどこもでも一緒に感じてしまうんです。
奥:自分たちが田舎育ちだから落ち着くんでしょうね。
彩:アンティーク好きなF様なので、家づくりの選択肢の一つとして中古住宅を買ってリフォームをするという考えもあったのでしょうか?
主:いやぁ、古い一戸建てって耐震や断熱などの家の性能が上がらないだろうなって…
奥:マンションも古すぎると直すのにお金もかかりますし。
彩:本来お金をかけたいところにかけられないってことですね。
奥:そうですね。
■当初はどんな家づくりが理想だったのか?
彩:最初の頃はどんな家づくりをお望みでしたか?
主:家具を中心に家づくりがしたかったので、まずは広さですね。130㎡ぐらいは欲しいと思っていました。
奥:家具をちゃんと置いても余裕があるくらいだよね。あとは夫婦でそれぞれ部屋が欲しかったので、子ども部屋や収納などと合わせると5LDKになるんですよね。旦那も仕事をすることがあるので、書斎が欲しかったんだよね?
主:うん。それだけの広さや間取りをマンションで探すとすごく大変だったんです。あったとしても、管理費、修繕積立金で6万円もしたりとか…。
彩:広さ以外に希望はありましたか?
主:広い土間スペースが欲しかったんです!マンションでいうと広いバルコニーが欲しいみたいな感じですね。玄関も広い方がよかった。
奥:靴が大好きなので大きめのシューズクロークが欲しかったんです。
彩:奥様の希望はいかがでしたか?
奥:私は子どもの顔を見ながら料理がしたかったのでオープンなキッチンが希望でした。前のマンションのキッチンは壁に囲まれていて家族の顔が見られなかったので。
■Shoei彩工房で家を建てる前に悩んでいたことはありますか?
彩:他社さんの家も見られてましたよね。
奥:はい、いっぱい見ましたよ(笑)
主:でも他はぱっとしなかった。正直言うと一戸建て建てるって決めた時からほぼShoeiさんに決めていました。見積もりも他社さんではとってなかったし、筋野さんが作った見積もりを他社に持って行ったりしていないです。筋野さんは伝えたことを理解してくれたんですけど、他社の方はあまりわかってくれなかったんですよね。
奥:マンションだと違いが間取りと設備と値段だけなんです。たくさん見てきたので値段や間取りを見るとこれを我慢しなければいけないというのがすぐにわかりましたね。
主:マンションでは自分たちの趣味は押し込めないなと思っていました。その点、注文住宅は自分たちの贅沢品みたいな感じですね。
■Shoei彩工房を訪問した理由は?
彩:そんな中、弊社のモデルハウスにご来場いただきました。
奥:そうですね。最初は浦和美園にあった他社の土地を見に行っていて、その時にShoei彩工房さんのモデルハウスをたまたま見つけて行ってみようってなりました。
彩:どこに興味を持っていただいたのですか?
主:モデルハウスの外観がかっこよかったんですよね。木っぽい雰囲気というか。
奥:絶対中もかっこいいってなりました。
彩:当初から木の家を探していたわけではなかったですか?
主:そうですね、マンションばっかり見ていたのでこんな家があるなんて知らなかったですね。中に入ってみたら無垢の床もかっこよかったですし、木の構造も見える造りで男心をくすぐられました。
奥:ハウスメーカーさんのモデルハウスは良い家具が置いてあったりインテリアに凝っていたりで雰囲気はいいなと思いましたけど、もしそれらが無かったら結局マンションと変わらないんです。
主:オーダー家具なんかもやってくれるところがあまりなかった。
奥:レコードの収納とか細かいところまではなかなかやってくれない。
主:大手メーカーなんかは既成品ばかりなので、自分たちの好みではなかったです。
■Shoei彩工房に決めた理由は?
彩:弊社で家を建てると決めていただいた決め手は何でしょうか?
奥:筋野さんとの相性ですかね。
主:筋野さんが描いてくれたプランが良かったです。
筋野(以下「筋」):最初に使っている家具のサイズを測って、家具に合わせたプランを提案させていただきましたね。
彩:筋野の第一印象はどうでしたか?
主:エンジニアっぽいところがすごく好きでした。
奥:もともとは設計士なので話が早かったです。営業と設計が別だと「設計に聞いてみます」ってなると思うのですが、筋野さんはその場で描いてくれたりもしましたし。
主:あと、iPadで家具の事例なんかも見せてくれてわかりやすかったです。デザインのセンスもあるので、私たちのヴィンテージ家具に合うものをぱっと提案してくれる。それがまたいい提案なんです。
奥:家具の配置とかがしっくりきたんですよね。
主:玄関が2つあるのもよくて、実際暮らしてみてとても便利です。
奥:その他には、この土地が気に入ったっていうのもあります。土地を探しているときに他の条件付き売地ではいいと思う会社がなかったんです。
■住んでからの感想は?
彩:実際に住まわれての感想をお聞かせください。
主:アンプの場所です。音の広がりがいいんです。小さい子どもが触れないように高めの場所に棚を作ってもらったんです。
奥:あとはレコードの収納だよね。
主:そうそう!レコードラックがどうしても造りたかったんですよ!
奥:前のマンションに住んでいた時から大工さんに造ってもらおうかって話してたんだよね。あの枚数を収納するのに安いカラーラックとかだとちょっと…
彩:すごい量ですもんね。
主:はい(笑) 少なくとも3,000~4,000枚はあると思います。
筋:これだけ量があると重量も考えないといけないので、大工さんと計算して補強して造りました。
主:そのレコード収納を階段に造ったのも良かったです。最初どこに造ろうかと思っていたんだよね。
筋:どこにいても見えるようになってます。
奥:あとは廊下を作りたくなかったんです。寒いしスペースももったいないし。
主:だからこの家の1階にはドアが2つしかないんですよ。洗面にもドアがなくてカーテンで区切っています。
筋:このカーテンレールの受け木も実はこだわってるんですよ(笑)。大工さんと何度も打ち合わせしました。
主:ワンルームみたいに造りたかったので、間取りはほんとに気に入っています。
彩:大きな土間も特徴です。
主:ここも気に入ってます。犬と遊んだり、子どもをプールに入れたり、汚れたものを洗ったり。夏だと友達とバーベキューをやったりします。光も入って明るいんですよ。玄関が2つあるようなものなので、引越し屋さんも喜んでました(笑)
彩:奥さまの収納はいかがですか?
奥:オープンキッチンなので、見せる収納と隠す収納を分けて炊飯ジャーなどの電化製品を隠せるようにしています。キッチンに置くゴミ箱なんかも使いたいものを選んで、それに合わせて収納棚をつくってもらいました。キッチンメーカーも見たんですけどあんまりいいのがなかったです。
筋:既製品だと融通がきかないですからね。
奥:キッチン前のディスプレイの棚もいろんな希望を言って形にしてもらいました。
彩:リビングでは、お子さまがソファーの周りをぐるぐる走ってますね。
奥:友達とか来てもいつもこんな感じです。回れるのが楽しいみたいです。構造的に必要な2本の柱を活かして本棚にしたのもお気に入りです。
主:あと、納戸があるから収納便利だよね。基本的に使うものを1階に持ってきて、使わなくなったものを納戸に持っていくようにはしてるよね。だから、あんまり小さい収納はないです。納戸とロフトが広いんでね。
彩:床材にもこだわりました。
主:家具に合わせてこだわりましたね。ヨーロピアンオークで、塗装も家具の色に合うように。
筋:原山のモデルハウスの寝室と同じなので、それを見られて家具と合いそうだなと思ったんですよね?
主:そうです。それと幅を太めにしました。他には階段下のDJスペース。ディスプレイやサイドボードの幅もこだわりました。
奥:洗面台もタイル張りにして、棚の配置や高さにも気を使いましたね。
■Shoei彩工房で家を建てると幸せになる人はどんな人?
彩:さて、弊社で家を建てると幸せになれそうな方はどんな方だと思われますか?
奥:ご飯を食べて楽しく過ごす家族の時間を大切にする人。外にご飯を食べに行くことがなくなりました。すぐ家に帰ってきます。
主:木の家がなんか落ち着くんですよね。
奥:夜ひとりで音楽聞いているのが楽しいんでしょ?
主:それもあるね(笑)
奥:音楽聞きながら寝ていることもあるんですよ。
彩:男性にとっては憧れの過ごし方ですね。
主:僕はこだわりが強い人がぴったりだと思います。大工さんが家具を作ってくれますしね。
彩:どんなこだわりでも大丈夫そうでしょうか?
主:作り付け家具や間取りにこだわりがある人。逆にこだわりがなかったら注文住宅にする意味がないですよね。
彩:名言ですね(笑)
■その人へのアドバイスは?
彩:最後にその方へのアドバイスをお願いします。
主:こだわって家を造るのは楽しいので、人生で一回は経験してもいいと思います。
奥:どのように掃除をしたりお手入れをしていきたいのかなど、住んだあとの自分の生活をイメージすることが大事だと思います。キッチンをタイルにしたのも汚れるのはしようがないので、どうしたら掃除しやすいかなど細かいところまで考えたり想像してました。実際、その通りにできているから満足度が高いです。
主:僕も自分の趣味や家具などをどう飾ろうか、どう見せようかを昔から想像していました。
奥:レコードは特にそうだよね
主:そうそう。だからこうしたいというのをイメージすること。人に決めてもらわない
方がいい。
奥:しっかりとしたイメージを持って伝えればいい提案をしてくれる。
主:イメージを持っていれば注文住宅は楽しくなると思います!ぜひ家づくりを楽しんでください。
彩:今日は長い時間ありがとうございました!