WORKS

愛車と共に暮らすガレージハウス&ガレージ付賃貸住宅

埼玉県さいたま市

愛車と共に暮らすガレージハウス&ガレージ付賃貸住宅

家中どこにいても車が眺められる家がいいですね。
はじめにOさまより「賃貸付きのガレージハウスを計画したい」とご要望を伺った際、こうやってお伝えしたことを今でも鮮明に覚えています。

ご両親とお住まいになれる住居部分と、賃貸部分。市街化調整区域であることと、車の出入りがメインとなるため路肩の切下げや電柱移設。建築するにあたり色々な事がありましたが、愛車と共に暮らすガレージハウス&ガレージ付賃貸住宅がさいたま市に完成しました。

住居部はUA値0.47w/㎡k、C値0.3c㎡/㎡、許容応力度計算による耐震等級3を取得、かつ制震装置も設置しています。エアコン1台で家中あたたかな暮らしが実現でき、地震からもご両親を守れる安心・安全な住まいとなりました。

車やバイク好きの方、ご参考いただけると思います。
ぜひ最後までご覧ください。

延床面積
住居延べ面積:156.51㎡(47.34坪)
賃貸延べ面積(1世帯分):69.56㎡(21.04坪)
敷地面積
540.17㎡(163.40坪)
建築年月
2023年12月

全体の外観

右側の大屋根が住居部分、段々となっている紺と白の外壁部分がそれぞれ賃貸です。
住居は車2台入れられるようにシャッターを2つ設置しました。
住居も賃貸も、全て電動シャッターで車から降りずにリモコンで開閉できる優れものです。

敷地形状に合わせて、それぞれの世帯が入れ子になったような外観形状になりました。
立体感も出て、とても印象的なデザインになったかと思います。

 

住居のガレージスペース

電動シャッターを開けると、ガレージスペースが広がります。
1台分が3.64m×6.37m(芯々寸法)あるので、車とバイクを置いても余裕があります。
排水もしっかり設計しましたので、洗車をしても大丈夫!

ガレージ部分は勾配天井とし、1階のリビングはもちろん、2階の書斎からも眺められるプランとしました。
当初の想いとスケッチが形になり、とても嬉しく思っています。

収納スペースと、お湯も出る洗面台を設置。
換気扇もつけているので、匂いがこもることもありません。
そしてなんと、エアコンも設置出来るようになっています!
空調された空間で、愛車をいじり眺める・・・幸せな時間ですね。

 

旧家屋の木材を再利用した書斎スペース

長い年月住まわれていた、旧家屋。
解体の際に、再利用出来そうな木材を先に取っておきました。
この書斎スペースには、式台で使っていた木材をカウンターとして使いました。
長い歴史が刻まれた木材が、形を変えて新居に入るのはとても良いです。
新しい木材は、古材に合わせて塗装し雰囲気をつくりました。

カーテンを開ければガレージとつながります。
書斎にいても車が眺められて、好きなものに囲まれたリラックス空間になりそうです。

 

車やバイクの雑誌を飾る造作ラック

書斎からウォークインクローゼットとつながる、造作ラックです。
ここにはオートバイや車の雑誌を飾る予定です、2段に出来るよう少し段差をつけて造作しています。
自社設計と、社員大工の手によるオンリーワンの造作ラックとなりました。

※建築工事中に、NACK5のゴゴモンズで取材が入りました。
当社の社員大工による家づくりを伝えていただきました。

 

住居部分の外観

ガレージ部分正面から見るとスタイリッシュな外観ですが、住居玄関部分は家らしい佇まいになるようプランニングしました。

道路側にガレージをプランせざるを得なかったのですが、そんな条件下でもリビングは東から存分に太陽の恩恵を受けることが出来るプランとなりました。

 

小屋裏2階建てのような空間利用とし、意匠とプランを両立させられたと思います。

 

賃貸部分の外観

賃貸部分は片流れ屋根のシンプルスタイルでまとめました。
1LDKで、1人暮らし~夫婦2人+小さなお子様1人くらいまでは住んでいただけるプランとしました。
玄関脇に道路からの視線をさえぎるよう、縦格子を設置。
建物のいいアクセントにもなりました。

 

賃貸のガレージスペース

住居と同じく3.64m×6.37mの広々ガレージスペース。
車が好きな方はもちろんですが、アウトドアやキャンプ好きな方にも有効に使っていただけると思います。
スノーボード好きな私としては、ここでギアをセッティングしたりワックス掛けたり・・・
夢が膨らむ空間です。

収納スペースも充実しています。

お湯の出る洗面台も完備。

換気扇もついており、エアコンも設置出来るようになっているところは住居と同仕様です。

 

ガレージとつながる内部建具

賃貸は、玄関から入るとすぐ階段になるのですが、中からもガレージとつながっています。
建具が透明ガラスになっているので、朝も帰りも愛車をチラチラ見られます。
車好きにはたまらない設計としました。