真壁和室は大工さんが造る木造住宅ならでは、だと思う
昔の和室は真壁造で長押が廻るのが一般的でしたが、現在の和室は大壁造が多いですね。
真壁造の場合は柱が見えてくる造り方。
文字では分かりにくいので、画像拝借しました(失敬)
絵で見ると実に分かりやすい。
真壁の場合外壁側の柱も見せるので、充填断熱の場合は断熱材の厚さ不足になる可能性があります。
なのでその場合は大壁で造り付け柱にしたり、大壁造でモダンな雰囲気にしたり工夫が必要。
が、ソーラーサーキットの外断熱仕様の場合はそれを気にする必要はありません。
昔ながらの真壁和室が出来ます。
材料や大工さんの手間が掛かるから高いものになる、そう思っている方も多いと思います。
確かに大壁で簡単に作るよりコストは掛かります。
でも、大工さんが造る木造住宅ならでは。
木の家ならでは、と、こだわりを持って造るのであれば真壁和室はオススメです。
建築中のH様邸の和室は真壁造。
赤白で柾目の杉材がすっと伸びる長押。
鴨居も杉材で造っているので、同じく柾目がとても美しい。
本当に綺麗で、造作にも見えないところに手間が掛かっています。
見えないところに手間が掛かっているほど、完成してしまうとその苦労が見えなくなる。
大工さんの腕の見せどころですね。
今日、現場で斎藤大工さんとお話させて貰って。
これってどうやって留めてるの?
これってどうやってつけてるの?
目をキラキラさせた小学生のように質問攻めをかましてきました(笑)
以前よりなぜなぜな自分になっているはきっとあの人のせい・・・
図面を描いていても、実際現場で大工さんがどうやって造ってるかまではなかなか分からない。
やっぱり設計は現場だ(今は営業だけど気持ちは設計でいたいの)
図面に見えない苦労や、こうしたほうがもっといいんじゃないっていう発想はやっぱり現場で大工さんと話しをしないと見えてこないと思う。
見えないところでビス一本のために、こんな手間を掛けてくれる。
(何でこんな風にしてるの?って聞いて答えてくれていた斎藤大工さんがめちゃ熱かった!)
これも仕上がってしまえば、こうなってて当然だよねにしか見えない場所だけど。
現場はそんな積み重ねなんだな。
ホント、大工さんって凄い。
その凄さを僕はもっと熱を持って伝えていかないといけないなって。
斎藤大工さんと話してて、そう思いました。
がんばろう、オレ。
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