家族の笑顔を守る家
こんにちは。Shoei彩工房の橋本です。
先日ご紹介した熊本の被災建物応急危険度判定ですが、大分進んできたようです。
4月末時点で約4万棟の調査が完了。
危険と判断された建物が1万3千棟との事です。
数字だと分かりにくいですが
中越地震の約2.5倍、阪神大震災の約2倍、東日本大震災をも上回ってます。
ニュースでは報道される回数も少なくなってしまいましたが
やはり震度7が2回の衝撃は相当大きかったんですね。
残念ながら現在の建築基準法では複数回の大地震は想定されていません。
しかも熊本は過去の地震データが少なかったので、関東よりも耐震基準が少し緩い。
どちらも作る側・管理する側の都合のような気がしてすっきりしない。
全国で活動するハウスメーカーは統一の基準を持っているとは思いますが・・・。
話がそれてしまった・・・汗
危険度判定で危険と判定された建物、倒壊してしまった建物は圧倒的に旧耐震の建物が多かったようです。
これは阪神や中越、東日本でも同じ事が言われています。
昭和56年に耐震基準が変わりそれ以前に建築確認を受けた建物は「旧耐震」
それ以降に建築確認を受けた建物は「新耐震」の基準で作られています。
この後に阪神大震災を教訓に平成12年に改正された「新新耐震」があります。
簡単に言ってしまうと
旧耐震・・・震度5に耐える
新耐震・・・震度6強以上で倒壊しない
過去の大地震でも旧耐震の建物が全て倒壊してしまうという訳ではありませんが、
データを比べてみる圧倒的な違いが出ています。(データなくてごめんなさい・・・)
「建替えはまだいいや」「うちは今まで大丈夫だったから」
そう考えている方、
せめて耐震診断を受けて耐震補強だけでも検討してください。
家は大事な家族の健康と笑顔を守りますよ。
コメントを残す