かき氷と家族の歳月
こんにちは。shoei彩工房の鈴木です。
ここ数日、お天気がはっきりしませんね。
こんな時は体調を崩しがち。ちゃんと朝ご飯食べていますか?
さて、休日のある日。食器棚の整理をしました。
ふと目に留まったのが、プラスチック製のかき氷機。
ハンドルをグルグル回すと、かき氷ができるシンプルなかき氷機です。
これって意外と場所を取る。
引越しをする際にも、もう使わないしどうしようかと迷ったが、何となく「まぁいいか~」と・・。
夏になると、子供達が目を輝かせ「かき氷作ろう!」「シロップ買って!」とお約束のようにおねだりするけど、氷を用意するのもガリガリと氷をかくのも手間がかかり、いつしかやらなくなってしまったのです。
いざ、手放そうと思うと、子供達の笑顔が浮かんでくるもの。
淡雪のように器に降り積もる氷を覗き込む仕草と嬉しそうな顔は記憶の中で鮮明に覚えている。
グルグルとハンドルを回し、少しずつ出来る淡雪の山。
あのころは面倒でしかなかったけど、今思えば出来上がるまでの時間がワクワク楽しい。
器からこぼれそうな大きな山にシロップを垂らすと沈んでしまう。
「あ~凹んじゃった~」と言いながらも美味しそうに食べる。
何でもないあの時間、我が家の小さな夏の思い出だったのかな。
「まぁいいか~」となかなか手放せないのは、愛しい記憶があるから。
場所をとるかき氷機だけど、今度は次の子供達へ。
案外、そう遠くないかも。
家族の歳月とは、そういうものだから。
皆さんも小さな夏の思い出、いっぱい作って下さいね。
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